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CPU ボード Bishop (7) 『JTAG-ICE』
前回の記事で JTAG-ICE を使わないでフラッシュメモリに書込む方法をご紹介しましたが、実際の開発では JTAG-ICE を用いたデバッグのニーズも多いかと思います。基本的には ARM920T コアを サポートしている JTAG-ICE であれば使用可能ですが、コアだけに対応して CPU 固有 のペリフェラルに対応していない JTAG-ICE では使い勝手はあまりよくありません。
Bishop の推奨 JTAG-ICE は
ビットラン株式会社様
の DR-01 です。
DR-01 の
デバッガソフト
は CPU 固有のペリフェラル定義を簡単に追加できます。
パイロンでは S3C2440 用ペリフェラル定義ファイルを公開する予定です。
このペリフェラル定義ファイルをデバッガソフトに追加することによって、直感的なユー
ザインタフェースで S3C2440 のペリフェラルレジスタへアクセスできます。
2008/06/07: ペリフェラル定義ファイルを公開
CPU ボード Bishop (6) 『フラッシュメモリの書き込み』
U-Bootによる書き込み
Bishop にプリインストールされるブートローダ U-BootはOSのブートだけでなくフラッシュメモリの書き込みもできます。フラッシュメモリ上のLinuxカーネルやルートファイルシステムを書き換えるにはU-Bootを使うのがもっとも簡単な方法です。
U-BootによってU-Boot自体を書き換える事も可能ですが、書き込みに失敗した場合は起動できなくなります。お客様がU-Bootを上書きした事による起動の不具合についてはサポート対象外とさせていただきます。
ダウンロードケーブルによる書き込み
オプションとして販売予定のダウンロードケーブルとライタープログラムを使えば、 PC からNORフラッシュメモリへ書き込む事ができます。 U-Bootを使った書き込みでは U-Boot自体の上書きが失敗した場合に起動できなくなってしまいますが、本ケーブルを使えば起動できない状態でも書き込むことができます。 フラッシュメモリ書き込みのためだけにJTAG-ICEを購入する必要はありません。
CPU ボード Bishop (5) 『フラッシュメモリ』
Bishop
のフラッシュメモリは 4MB の NOR 型 と 128MB の NAND 型です。
NOR は S3C2440 のメモリコントローラに直接つながり、
NAND は S3C2440 の NAND コントローラによって制御されます。
S3C2440 のリセットベクタはメモリコントローラのバンク0 (ROM/RAM の先頭) になります。 出荷状態の Bishop では バンク0 は NOR になっていますので、 ブートローダは NOR にインストールされます。 S3C2440 の Stepping Stone と呼ばれる機能により NAND からもブート可能ですが、 Bishop では Stepping Stone をサポート対象外とさせていただきます。
CPU ボード Bishop (4) 『カメラ』
CPU ボード Bishop (3) 『タッチパネルと LCD』
Bishop にはタッチパネルと LCD (TFT) が付属します。サイズは2種類です。
| サイズ | 解像度 |
|---|---|
| 6.4インチ | 640x480 (VGA) |
| 4インチ | 480x272 |
6.4インチ (写真) はボードとほぼ同じサイズで解像度は VGA です。
4インチは QVGA をワイドにした感じの 480x272 というちょっと変わった解像
度です。PSP
と同じ解像度といえばわかりやすいでしょうか。
タッチパネルからの入力は Linux Input Drivers が提供する仕組みによって 特定のデバイスに依存しない抽象的なイベントとして扱うことができます。 /dev/input/event0 や /dev/input/ts0 に対応したアプリケーションであれば修正す ることなくタッチパネルを使えるでしょう。 サンプルアプリケーションとしてタッチパネルを 利用した手書き入力やソフトウェアキーボードなどもご用意させていただく予定です。